美肌は食事から作られる!
当たり前すぎる話だが、
肌の細胞を作っているのは自分の身体。
そして肌は何を材料にしているかと言えば、
日々食べている物から作られる。
内側からの美容に取り組み始めて、
体調も肌もぐんぐん良くなった経験を自分で実感してから、
日々の食べるものにも改めて興味が湧いた私は、
本当に、美容にいい効率のいい食事って何だろう?
と気になり始めた。
「そりゃ 野菜中心で 低脂肪高タンパク質の食事でしょ、
そんなこと 今さら・・・」
と思われる方も多いかと。
でも わかっているようでわかっていない事が多く、
同じものを食べていても、
食べるタイミングとか食べる順番でも
身体に与える影響がガラッと変わる・・・ということを最近知った。
実は食事にこだわると言っても、
オーガニックの野菜しか食べない、とか
肉は一切食べない、とか
添加物の入っているものは口にしない、とか
そういう ちょっと宗教めいた??極端な方法ではなく、
普通に近所のスーパーに売っているもので、
普通に一般庶民の家庭で食べられるもので
普通に私が日々料理できるようなメニューで(← これ大事(笑))
普通に毎日無理なく続けられる食事。
それで
老けない!
肌の潤いや張りを保つ!
透明感のいある肌を目指す!
といった美容にも健康にもいい食事の仕方。
これを今一度 ちゃんと勉強しようと取り組み始めた。
そこでこちらの本を じっくり読んでみた。↓↓
40歳からは食べ方を変えなさい!
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こちらの本、 学術的な難しい本ではなく、
ほとんどが食べ物の写真、という 読みやすーーい 本。
三愛病院 医学研究所所長の 済陽高穂様
というお医者様のかかれた本なのだ。
済陽先生は、消化器外科医として40年のご経験の中で、
200例にも及ぶガン手術と行ってこられた権威あるドクター。
たくさんのがん患者を診ているうちに
そこに ある特徴的な食事の嗜好に気づかれたという。
ガンになる人は「肉食中心、野菜不足、塩分過多」といった共通項の食習慣があることがわかりました。
※同著書から引用
一番気を付けるべきは 糖化!
この本の中で、まず気を付けるべきは「体の糖化」と
真っ先に挙げらていている。
最近美容雑誌でも特集でとりあげられる 「糖化」。
これは美肌を目指す人ならば、
絶対に 知っておかなければいけない知識だと思う。
なんといっても糖化とは 「肌の細胞の焦げ付き」なのだ。
糖質の摂り過ぎは 肌が焦げる???
日々私たちの食べているものと言えば、
ごはん
パスタ
パン
お酒
スイーツ
ラーメン
うどん
などなど・・・・・ 炭水化物を含めかなりの糖質を取っている。
「糖質ダイエットを始めたら、 毎日食べるものが何もなくなって最初は驚いたの。
いかに 今まで 糖質しか摂取していなかったか反省したわ・・」
というのは 糖質ダイエットが成功して
びっくりするくらいスリムになった友人の弁。
そう、野菜類、きのこ、豆類を食べない人は
糖質過多になっている危険ありありだ。
糖質をどんどん取り、
疲れた、休憩、ご褒美と言い訳しながら
しょっちゅう甘いものを口にする。
昼ご飯代わりにと菓子パンで済ます。
夜はビールを欠かさず。
何故かデザートのケーキも欠かさず。
こういう食べ方をしていると
身体の中の血糖値は常に高く、糖分があふれている状態になる。
溢れて使われなかった糖分はどうなるか??
まあ 「贅肉になるんでしょ」と言うのは誰もが知っているが(笑)
その他にも
体内のタンパク質と結合して、変質するのだ。
糖化すると肌はどう変化する?
糖化がコワいのは
コラーゲンといった肌の弾力性を保つ物質が
糖化により変性すること。
プルンプルンとした 弾力のある肌触りは
コラーゲンとエラスチンがしっかりしている証拠。
でもそれが 固くなって弾力をうしない、
たるみやシワとなって刻まれていく。
これと糖化は大きな関係があるというではないか!
聞き捨てならん!!
(やや興奮気味)
糖化は黄くすみの原因??
さらに、糖化は要するに 細胞の焦げなので
肌が何となく黄色くくすんでいる・・
といういわゆる 黄くすみにつながるのだという。
黄ぐすみ・・・
ドキッとした。
実は、最近なんとなく、 シミではなくクマでもないが
年を取ってから肌が黄色く、
透明感がない感じに変わったような気がしていて
これって 肌の老化なのかなあ・・・と思っていた。
もしかしたら、肌の内部で 糖化が 刻々と進行しているのではないか・・・・・・
ぎゃーーーーーーぁつっ
(完全に興奮気味)
肌の糖化が起こりやすい食事とは?
肌の糖化が起こるのは、血液中に糖分がだぶついた時。
すなわち 「血糖値が短時間で急激に上がりやすい食事」が原因だ。
実は 最終的な合計カロリーが同じ食事を摂っても、
ゆっくりゆっくり 時間をかけて血糖値が上昇する食事ならば、
血液中の糖分は活動にどんどん使われるので大丈夫。
この血糖値が上がりやすい食べ物とは
白砂糖
糖分が入った甘い清涼飲料水
スイーツ全般(特に焼き菓子)
意外なもので フランスパン
尚、パン類はおしなべてGI値が高いが、
全粒粉を使った黒いパンや、
ご飯類も 白米よりも 玄米だと ぐぐっとGI値は低くなる。
そう、よく言われる
白い食べ物には気を付けろ!!
迷った時は 黒いもの、茶色いものを選べ!!
といわれるゆえんがここにあるのだ。
玄米 > 白米
黒砂糖 > 白砂糖
全粒粉パン > 白パン
そう、アルプスの少女ハイジが
街で見て憧れた白パンよりも、
おじいさんとペーターと一緒に山で食べていた
黒パンの方がGI値が低いのだ。
ああ ハイジ! 白パンなんか持って帰っちゃダメ!!
肌が糖化しやすくなるわ!!(引き続き興奮気味)
※画像はお借りしました。
食べる順番を気を付けるだけで 糖化は防げる!!
この本を読んで驚いたのは、
A:最初に野菜をたっぷり食べてから 最後に糖分のご飯を食べる
B:最初にご飯をたいらげ、最後に野菜を食べる
このAとBで 血糖値の上昇に大きな違いが起こるという。
健康にいいのは もちろんA。
野菜などまともな食事を食べないで、好きなケーキや菓子パンだけを少量食べる、
という女子高校生がやりがちなダイエットが、返って太るのは、
この血糖値の上昇スピードの仕組みを分かっていないからだ。
中年太りが 「カロリーの摂取量が消費量を上回ることで起こる」、
というのが定説でした。
最近はむしろ、高血糖の影響が大きいと考えられています。
食後に血糖値を急上昇させるGI値の高い食材に主に原因があります。※前出の「40歳からは食べ方を変えなさい!」より引用
「たくさん食べるのに太らない」
という人の場合
「野菜やきのこや豆類など、糖質の吸収を押さえたり、ゆっくりさせたりする
他の食物を一緒にたっぷり食べているので、総量が沢山食べても太りにくい」
ということなのかもしれない。
うーーん。 納得。
アイスクリームしか食べないのに太っていた人
余談。
このGI値のことを知って思い出したのが、
20代の頃、勤務していた会社の上司。
朗らかで明るく、いい人だったが、
とにかく偏食で、かなーり太っていた。
ところが、朝ごはんは抜き、昼も パンだけ。
意外にも小食だった。
おやつは大好きだというアイスクリームを毎日食べていた。
「あんまり食べる量は多くないのに太るんだよねぇ」
とぼやいていた。
昼ご飯に 社員食堂で 定食を盛り盛り食べている大食いの人の方が
よほどスリムだった。
いま思えば 野菜が大嫌いで全く口にしなかった彼。
そのかわり甘いものが大好き。
お腹がすくと必ず甘いものを食べていた。
空腹時に甘いアイスを食べて
そのたびに急激に上がる血糖値。
彼の血管には、大量の糖分がいつもたっぷりと
余り、だぶついていたのだろうと思う。
35歳という年齢の割に、
顔がかなり弛んでいていた。
太っているから弛んでいるのだと当時は思っていたが、
今思えば 肌が糖化して張りを失っていたのかも・・・
彼は今 糖尿病だという噂を聞いた。 やっぱり・・・
美容の敵は 糖化と酸化
この本には、高血圧や糖尿病を防ぐ食事について詳しくかかれているが、
特に 私たち女性が気になる
美肌になるためには?
という切り口で食事を考えると
美肌の敵は
糖化 と 酸化 と言えるだろう。
酸化は 活性酸素の話しでこれは有名。
老化の最大原因は「活性酸素」です。
とドクターの著書でもはっきり断言されている。容赦ない(笑)
糖化が 肌の焦げ付きを招くなら、
酸化は 肌のサビ。
鉄がサビるように細胞がさびてしまう・・・
これが 肌の老化、ということ。
お、恐ろしい・・・・
私のブログでもこの活性酸素と戦う話は、過去に何度か触れてきた。
活性酸素と戦わずして老化は防げず。
活性酸素を無視しては美容は語れず。
私が野菜を食べるように気を付けつつ、青汁や サジーを
続けているのは ここに理由があるのだ。
低カロリー食は 老化を防ぐ
数年前に話題になったのがこちら。
カロリーが少ない食生活を送ると
長寿命遺伝子がスイッチがONになり、老けない!
という話。
この長寿命遺伝子は サーチュイン遺伝子と別名があり、
長生きできる秘密の遺伝子で、細胞内にあるのだという。
食事のカロリー量を減らすことで
この遺伝子をスイッチオンに出来るという。
要するに、食べ過ぎ飲み過ぎはいけないのだ。 やっぱり。
沢山食べると健康に!!
・・と子ども時代に言われ続けて育てられた私たち。
今その考え方は見直した方がいいのかもしれないと思う。
「腹八分に医者いらず」という格言があるとか。
明日から 始めよう! 腹八分!!
美肌になりたいなら 徹底して食事を見直す
若い頃は毎日コンビニの菓子パンでも良かった。
特に肌の衰えをすぐに感じることもなく、
体調も問題なかった。
でも40代以降、食事が乱れると
てきめんに体に影響が出るようになった。
ダイエットに熱心に取り組むあまり、
野菜しか食べなかったら、
肌がシワシワになったり、たるんだり、
髪に艶がなくなったりした。
鉄分不足からくる白髪が増えたりした。
エステに行くよりも
高い美容液塗りまくるよりも
徹底的に食事に気を付けた方が
はるかに美肌への近道ではないのか。
そう思うようになった、
・血管と血液の若さを維持すること。
(血管年齢の若さが見た目の若さに直結する)
・血液内の糖分をコントロールすること
・食物酵素をきちんと取り、代謝酵素を生み出すこと
(酵素について熱く語った記事は → こちら)
・腸内の環境をいつも綺麗に保つこと
これらのことをきちんと知ることが
50代以降の大事な美容知識なのではないか、
と思うようになったのだ。
バランスよく食べればいい?
「バランスよくなんでも食べればいいんだよ」
の一言で片づけたがる人がいるが、(ウチの夫とか(笑))
その「バランス」って
自分で思っている内容が
ちっともバランスよくなかったりする。
朝にコンビニの菓子パンを甘いカフェオレと一緒に飲み、
いきなり血糖値をマックス上げておいて
↓
昼ご飯はパスタランチ。
糖質と油分をこれまた摂取。
↓
おやつにスタバでシナモンロールでまた大量に血糖値を上げて
↓
夜は会社の飲み会で男子の好みに付き合わされて 揚げ物のオンパレード。
(※ 揚げ物は糖化を促進する食事です)
これでは 男性と一緒にメタボ道まっしらではないか。
よほど気を付けていないと
現代では絶対に糖質の摂り過ぎになると気づいた。
無理のない範囲で工夫する
ただ、毎日毎日、完ぺきな食事を何品目も作るのは大変。
よって私は自分なりに 自分のペースで出来る範囲で
気を付けることにした。
とにかくお味噌汁に野菜を入れる。
キノコは毎食とにかく使う(ニンニクで痛めて酒蒸しとう手抜き料理でもOK)
生野菜は 大量に食べる。冷蔵庫にあるものでいい。
特にブロッコリーは大好きなので苦痛なく毎日食べる。
鮭は 生の物をカルパッチョ風にしたり
ムニエルにしたり。しょっちゅう食べる。
(※鮭は 「アスタキサンチン」という有名な抗酸化物質を含む
最強のアンチエイジングフード。)
ご飯は新米の時期を除いて五穀米入りの発芽玄米を。
これは 美味しくて、子どもたちにも好評!
会社にも お弁当持参の私。
最近は五穀米おにぎりに すりごまを入れたり、じゃこを入れたりしたものを。
それにプチトマトやブロッコリーを入れた簡単弁当を持参。
ランチ代も時間も節約できて一石二鳥。
3時のおやつは大好きなアーモンドなどナッツ類を。
(ビタミンEを摂れる)
もちろん 友人との付き合いや、
美味しいと評判のケーキ屋さんにいく機会があれば
そこは カチコチに拒否せず ウキウキ食べる。
女子会のレストランでコース料理が出れば
全部美味しくいただく。
だって やっぱり 美味しいから。(笑)
そんな テキトーなゆるゆるな
抗酸化&抗糖化 な 食生活。
でも 太りにくくなり、
風邪も全くひかなくなり
疲れにくくなったと思う。
吹き出物が全くできなくなり、
肌のキメが良くなったのも実感。
(これは コラーゲンサプリやプラセンタサプリのおかげかもしれないが)
引き続き、無理のない範囲で
続けて行こうと思う。
私個人の美容のためというよりは
家族の健康のためでもある。
家族の血液中に何が 流れているかは 一家の主婦の責任なのだ。
50代美肌になるなら 絶対食事に気を付ける!!
そう改めて思ったこちらの本。
ご興味があればぜひ一読を。
食事療法で多くのがん患者を治癒させてきたドクターの
食事に対する指導はとても参考になる。
有名な本なのので、近所の図書館にある場合も。
食事からの取り組む美容。 身につけば一生の宝物です!!